大谷すくすく日記
第101回 運動会
2025-06-28
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注目
大谷幼稚園の運動会は『子どもたち』が中心となるように、日々の遊びの中で夢中になっていることを取り入れて行います。
年中組は、忍者ごっこを取り入れた競技で、自分で好きな修行(橋渡り、石渡り、飛び石)を選び、最後に蜘蛛の巣くぐりの術に挑戦です。普段から遊びの中でも楽しんでいるので、本番も自信をもって取り組んでいました。この忍者ごっこは、修行ばかりでなく、自分たちで忍者の服を作ることを楽しむ子や、折り紙で手裏剣を作ることに挑戦してみたり、忍者になりきりながら身体を動かす楽しさも経験していきました。ダンスは、一人で踊ることよりも友だちと一緒に踊ることで、心地よさを感じ、友だちと一緒は楽しい、同じ思いになることは嬉しいという経験をしてきました。一つの円を作る時、クラスのみんなが声を掛け合うのが、素敵で、みんなの力を合わせよう!という想いが伝わってくる年中組でした。友だちとの関係が深まってきている年中組。この運動会の活動を通して、友だちとの想いを共有することで仲がどんどん深まっていったのではないでしょうか。残り少ない1学期も友だちと関わりながら、様々なことを経験して過ごしていってほしいです。
乳児組、りす組の子どもたちは、保護者の方と一緒に楽しむ運動会ということで、たくさんのお客さんの前でしたが、笑顔で楽しむ姿はとてもかわいらしかったです。りす組とさくらんぼ組の『やさいさん、やさいさんだあーれー』の掛け声で野菜を抜くすがたは、普段の遊びの中でも楽しんでいることでしたので、自分たちで楽しむ姿も見られましたね。
年少組は初めての集団生活する子も多く、まずはたのしい、うれしい、大好きをたくさん見つける園生活を大切にし、クラスで砂場や泥あそび、ままごと、積み木あそびなどじっくりと先生と一緒に遊ぶことで、クラスで過ごす心地良さを感じているころにこの運動会がありました。自分を表現することを楽しむために、普段の生活の中にダンスを取り入れてみたり、だるまさんがころんだをみんなで行い、楽しさをいっしょに味わうことで、運動会のダンスも大好きになりました。自分でなりたい動物の耳をつけて、動物園にも行き、動物たちのことが大好きになった子どもたちです。本番に泣いてしまった子も、普段の生活では笑顔で楽しんでいる姿があります。じっくりとゆっくりと子どもたちが安心して過ごせる場所となってきている幼稚園をこれからも楽しんでいけたらと思っております。
最後の運動会となった、年長組。毎日クラスで様々な話し合いをしてきました。『どうしたら、かっこいいよさこいになるのかな』『リレーに勝つためにはどうしたらよいのかな』など子どもたちは、自分の意見を出しながら、友だちの想いを聞き、どうしたよいのか考えていきました。この話し合いはとても難しく、初めはなかなか集中できない子もいました。ただ、活動が深まる中で、自分のことときちんと捉え、一人ひとりがどうしたらよいのか考えるようになっていきました。このよさこいもリレーも一人ではできません。仲間がいるからこそできるのです。リレーは勝敗はついてしまいますが、大切なのは戦ってくれる仲間がいること、バトンをつなげようとする仲間がいることに気付くことです。もちろん、負けて悔しい経験、勝って嬉しい経験もしました。年長組みんなで、創り上げなくてならないよさこいでは、振りの意味も調べ、みんなで力いっぱい踊りました。この仲間と『繋がる』経験はこれからの年長組の子どもたちの力となり、生活や遊びの力となることでしょう。仲間がいるから…と感じながらまた逞しくなっていく年長組です。
暑い中でしたが、温かいご声援や拍手をいただき、ありがとうございました。子どもたちの後押しをしてくださったことは間違いありません。この運動会を通して、様々な経験をした子どもたちをこれからも見守っていただければありがたいです。
こらからも幼稚園では子どもたちとたくさん様々なことを経験していきます。保護者の皆様もご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。
年少組みんなで『だるまさんがころんだ』
おひさまの周りに虹色の輪が!こどもたちを応援してくれていました。
