みんなで平和の塔に登りました。

自然探検の前、平和の塔に行くには、険しい山道を頑張って登らなくてはいけないことを確認しました。

「みんなで登りきれるかな……？」と不安を覚えつつも、「頑張るぞ！えいえいおー！！」と気合いを入れて臨みました。

当日、克也隊長から、『細い道だから１列にならぶこと』『１列に並ぶから、隊長のお話を後ろの人に伝えること』とお話がありました。

しっかりお話を聞き、１列で歩き始めた子どもたち。平和の塔への道は大きな石や木の根っこがあってぼこぼこです。

歩き慣れない山道に、躓く子もいました。しかし歩いていくうちに、石がないところ、比較的傾斜が緩やかなところなど、歩きやすいところを見つけて上手に歩けるようになっていきました。

進む途中で「これは、こぶしの実だよ」と、赤い実を持って隊長が言います。それを聞いた前の人は後ろの人に伝えていくはずなのですが、なかなか後ろに伝わっていきません。必死に登っている子どもたち、後ろの人に伝言する余裕がないようでした。

その後何度も発見が見つかるうち、少しずつ後ろに伝わるようになってきました。

「大きなカタツムリだよ！」と指を差しながら待っていて、後ろの人が来たらバトンタッチ。後ろの人にもしっかり伝わるように上手に伝言する姿もありました。

時々「まだ着かない？」「いつ着く？」と言いながらも「頑張るぞ！」と自分を鼓舞して登っていきました。

平和の塔まであともう少し！最後にあったのは長く、高い階段でした。手すりをしっかり掴み、足を高く上げ、一段一段、一生懸命上ります。

先に上りきった子どもたちが、後ろの人たちに「頑張れー！！」と繰り返しエールを送ってくれました。おかげで無事に全員上りきることができました。

「やったー！！」子どもたちは大喜び。頑張って上った階段を振り返ると、札幌の街が見渡せました。「わー！きれい！」と景色に感動し、達成感に満ちた子どもたち。

そして、白く高い平和の塔を見て、「ののさまだ！」。金色のののさまを見つけました。

「みんなでののさまの歌を歌おうよ」と言って、ののさまに手を合わせ、ののさまの歌を歌いました。

帰り道には、たくさんのどんぐりが落ちていました。

「大きいどんぐりみつけた！」「双子の帽子だよ！」「色が黄色！」等言いながら喜んで拾いました。

バスに戻るまでも、急な下り坂を足のブレーキをしっかり使って歩きました。

疲れた様子もありましたが、みんな「楽しかった！」と口をそろえて言っており、大満足の自然探検となりました。