年長組になると、大谷幼稚園では『幼年消防クラブ』に入団します。団員になった年長組は『子どもだけで川で遊ばない。子どもだけで花火をしない。火事を見つけたら、すぐに知らせる。』と中央消防署の消防士の方と約束をし、新しく団長になった麻美先生と一緒に「誓いの言葉」を大きな声で言いました。年中組も参加していましたが、頼もしい年長組の姿を憧れのまなざしで見ていました。大谷幼稚園では1年を通して避難訓練を行い、火事を起こさなためにはどうしたらよいのか、もし起きてしまった時はどんな風に避難をするのか、地震の時はどうしたらよいのか、保育者と一緒に考えます。起こらないことが一番なのですが、もしもの時家族でどうするべきかぜひ話し合ってみてくださいね。

年少組も加わり、にぎやかな声が響き渡っている幼稚園。春の温かさも後押しとなり、園庭の雪が少なくなってきました。毎日のように、『雪割り』を手伝ってくれる年長組・年中組の子どもたちがいて、「早く雪がなくなったほうが、年少さんも遊べるね」と頑張ってくれています。バスから降りてきた時も、じっくりと年少組に靴の履き方や靴箱の使い方を教えてくれる姿もあります。優しいお兄さんお姉さんがいることが分かり、楽しいことを先生と一緒に少しずつ見つけている年少組。笑顔も見られることが多くなってきました。様々な経験ができるよう、私たちもしっかりと関わっていきますね。園庭には、春の陽気に誘われて、たくさんの虫たちも出てきたので、「虫さがし」を楽しむ子がいたり、泥だんごを作っている子もいます。乳児組も、外の気持ちの良い風にあたり、「春」を身体いっぱいで感じています。気持ちのよいこの季節、五感を通して様々ことを経験していきますね。

　花壇のクロッカスが咲き、春を感じる日に『第100回　入園式』が行われました。新しい制服を着て、保護者の方とワクワク、ドキドキしながら登園した新入の子どもたち。担任の先生からクラスの名札をつけてもらい、入園式に参加しました。みんなで手を合わせ仏さまにお参りをすると、『私もこの歌を歌っていました』という保護者の方の声も聞かれ、親子で嬉しそうにお参りをしている姿がありました。また、担任紹介の中で、先生方の大好きな遊びを知り、『お外で遊ぶの楽しみ！』という声も聞こえてきましたよ。たくさんの方とのつながりの中で、私たちの大谷幼稚園があることを感じ、100年目という1年を保護者の皆様、そして大谷幼稚園に関っていいただいている皆様と共にある、『ご縁』を大切に過ごしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。そして、新しく大谷幼稚園の仲間入りしたみなさん、幼稚園が大好きな場所になるよう 、様々なことを身体いっぱいで感じながら、たくさん遊びましょうね。

「新しいお友だちが来るから、幼稚園をきれいにしよう！」と、年長組になった『リーダーたち』が、園庭やグラウンドの清掃をしました。お菓子の袋、ネジ、ハンガー…等を見つけ、「こんな物も落ちているんだね。」と、驚きと発見があった子どもたち。『木の枝は怪我をするかもしれない』『大きな石は転んだら危ない』と、自分たちで考え、拾う姿もありました。掃除しながら外を歩いていると、『ふきのとう』や土・枯れ葉の間から『新しい芽』が出ていて、春が近付いていることを感じました。砂場では、乳児・さくらんぼ組が、デッキブラシでデッキを磨いてくれていました。幼稚園にいるみんなで、安心・安全に遊べるように準備しています！

幼稚園の花壇にクロッカスの花が咲き始め、少しずつ春を感じられるようになりました。今日は1学期『始業式』があり、新しく進級するクラスに『ぼくはきりん組だから2階に行くんだ！』『とら組だからなんでも知ってるよ』と頼もしい声が聞こえ、担任の先生からピカピカのクラスバッチをつけてもらいました。久しぶりに会う友だちと好きな遊びを楽しみ、『年少組が来たら、この作り方を教えてあげたいんだ』と水曜日に入園する年少組のことも、心待ちにしている様子がありました。始業式では、ののさまにみんなでお参りをし、ひとつ大きくなったことをみんなで喜び合いました。『100周年』を迎える大谷幼稚園。子どもたち、保護者の皆様、職員、みんなで大谷幼稚園を大切する1年にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。