年長組の子どもたちが考え、年中組・年少組・乳児組を招待する『夏まつり』。今年は、北海道神宮祭があり、実際に「おまつり」を経験している子どもたちが多くいたため、イメージが膨らみ、やってみたいお店のアイディアがたくさん出てきました。クラスで話し合いを行い、今年は、やきそば屋さん、くじ引き屋さん、チョコバナナ・リンゴあめ屋さん、的あて屋さん、金魚すくい屋さん、迷路(スマートボール)屋さん、わたあめ屋さん、おめん屋さん、ひかるジュース屋さん、ヨーヨー釣り屋さん、そして毎年大人気のお化け屋敷を行うこととなりました。何が必要で、どんなことをするのか、楽しむためにはどうしたらよいのか、担当になった友だちと話し合い、作業をしていきました。途中、年中組にも「手伝ってください！」とお願いに行き、「もちろんです」と快く引き受けてもらいました。年中組は年長組の作業する姿に「かっこいい」と憧れのまなざしを送りながら、作り方を教えてもらい、そのあと自分たちでも『なつまつりごっこ』を遊びの中で展開していました。おめん屋さんやポップコーン屋さんクレープ屋さんが子どもたちで創られていましたよ。

なつまつり当日は、年長組が『いらっしゃいませ～』『おいしい焼きそばはいかが?』とまるで本物の屋台のように、お客さんを呼び、遊び方を優しく丁寧に伝える姿がとても印象的でした。お化け屋敷では、年少組と一緒に入ってエスコートをし、「だいじょうぶだよ。ちゃんと側にいるからね」と声を掛けてあげたり、驚かすオバケ役の子どもたちも入ってくる子に合わせて驚かせていて、年長組の子どもたちの優しさがたくさんつまった夏まつりでした。この優しさがきっと来年、その次の年へと引き継がれていくことでしょう。そして、この経験が子どもたちの遊びの中に活かされ、2学期の遊びが充実するよう、私たちも関わっていきたいと思います。