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大谷すくすく日記

鮭捌き

2023-10-16
カテゴリ:乳児組,年少組,年中組,年長組,全体
注目
年中さんと年長さんがホールに集まり、サケ捌きを見学しました。
 年中さんは、先日さけ科学館に行って実際に泳いでいるところを見てきました。卵を産むために、3年かけてアメリカの海まで渡り、川に帰って来ること。卵を産み終えると、力尽きて死んでしまうこと。鮭のことをたくさん知り、身近に感じることができましたが、この昨日まで元気に泳いでいた鮭を子どもたちの目の前で捌いていきます。
 給食室の佐々木さんがお腹に包丁を入れると、「うわ! 」「あぁ…」と思わず声が出てしまう子や、手で目を覆ってしまう子、真剣に見つめる子…と、子どもたちは様々な反応でした。そして、お腹の中から内臓をひとつずつ取り出して見ていきます。
「わ…血がたくさんついてる…。」というKくん。「みんなもケガをしたら血が出るよね。血も生きるために大切な働きをしているんだよ。」
「これが心臓です。」と佐々木さんが心臓を取り出して見せてくれました。
「ちっちゃーい!!」と鮭の心臓の小ささに驚く子どもたち。
「心臓はみんなの体全体に血を送るための大切なお仕事をしているよ。心臓が止まったらどうなるかな。」
「死んじゃう!! 」
そして、内臓の一つ一つを見ながら、どんな役割をしているかを教えてもらいました。
全てが大事な仕事をしていて、ひとつでも無くなってしまってはいけない大切な物であること。みんなのお腹の中にも同じようにたくさんの内臓があり、そのお腹にキックやパンチをしてしまうと、とても危険だということ。そして何よりも、自分の体を大切にしてほしいという先生たちの願いを知りました。

 捌き終えた鮭を、目の前で見てみます。匂いを嗅いでみたり、すぐそばまで近づいてじっくりと観察していました。
「ちょっと気持ち悪いな・・・」「臭い匂いがする。」「可哀そう。」と率直な意見をいう子どもたち。
「このままでは食べたくないよね。」これを美味しく料理してくれている給食室の皆さんや、お家でご飯を作ってくれているお父さんやお母さん。色々な人のおかげで美味しく食べることができていることを再確認しました。
「いただきます」と言う言葉は、命をいただくということ。そして、作ってくれた人たちに贈る感謝の言葉でもあることも知りました。
今日の給食は、サケのちゃんちゃん焼き。子どもたちは心を込めて「いただきます」と美味しく給食をいただきました。
年少組も見せてもらいました。
乳児組も見ました。
「顔がこわい…」「いくら食べたことある~」と年少さんもじっくりと観察していました。
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