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大谷すくすく日記

なかよし発表会

2023-12-07
カテゴリ:ひよこ組,うさぎ組,きりん組,ぞう組,とら組,くま組,年中組,年長組,全体,こねこ組
注目
今年も平日の開催で行われた、『なかよし発表会』。子どもたちはいつも通り、バスや徒歩で登園し、好きな遊びをしてから発表会を行っています。少しでもいつもの子どもたちの雰囲気を保護者の皆様にも見ていただきたく、このような形で行わさせていただいております。大谷幼稚園の発表会は『みんなで創ろう発表会』というのが大きなねらいとなっております。

 年少組は日々の遊びの中で、子どもたちが興味関心をもったことを絵本のお話につなげ、『ねこのおいしゃさん』『どうぶつたちのすてきなおうち(3ひきのこぶた)』『もりのおふろ』を表現しました。1学期後半から動物の耳をつけて遊ぶのが大好きな子どもたち。その中で、病院ごっこや廃品で作ったかなづちで家を作ってみたり、ままごと遊びの中で、おふろごっこが展開される様子を見て、この題材を選びました。毎日同じ動物になって楽しむ子、様々な動物に変身するため、動物の耳を自分で作る子、動物ではなく電車の運転手ごっこを毎日楽しむ子、様々な姿が見られます。子どもたちの大好きを詰め込みながら表現あそびを楽しみ、発表会に繋げていきました。友だちや先生と『楽しさ』を共有することで、ちょっぴりドキドキしていた子どもたちも、ピアノの音を聞くといつもの遊びと同じように、『なんだか楽しくなってきた!』と笑顔で表現を見せてくれていた年少組でした。

 年中組は、友だちと考える、思いを伝え合うということを大切にしながら、劇を創っていきました。まずは毎日『ぽんたごっこ』『どろぼうごっこ』を楽しみました。
ぽんたになりきって自動販売機からお願いしたものが出てくるよう、アイディア出し合い、様々なものを作りました。『どろぼう学校』では、『けいどろごっこ』を楽しみ、そのあとは幼稚園の中にあるものをいろいろと盗みに行き、あとでちゃんと戻すという遊びを何度か楽しみました。遊びが深まってきた時に、年長組の劇を見せてもらい『自分たちもやってみたい』となりました。そこから子どもたちの遊びをつなぎ合わせ、物語を先生と一緒に創っていきました。セリフを大きな声で言うということに、ドキドキしてしまう子もいましたが、隣には大好きな友達をがいるということで、なんだか力が出てきたという経験が、関係性をどんどん深めていきました。劇をすることが『楽しい!』と思って表現する子どもたち。本番でもその姿が見られたのではないでしょうか。


 年長組は、自分たちで創り上げていくということを大切にしながらこの活動を取り組んでいきました。どんな内容にするのか、どんなものが必要なのか、クラスでの話し合いが何度も行われていました。ペープサートを使ってポイントとなる話を決めていき、担任が台本にしていきました。劇を創っていく上で、自分たちだけが楽しと思ってもお客さんに伝わらないということに気が付き、チームに分かれて台本を読みあったり、大きな動きをつけることで、より劇が面白くなるということを知り、そこからは、劇が楽しくなり、自分たちのアイディアやもっとこうしたらよくなるという想いを伝えあいました。また、年少・年中組にも見てもらうことで自信がつき、のびのびと劇を楽しむ姿を本番でも見ることができたのではないでしょうか。この季節、感染症が広がり、全員で活動することがなかなか難しかったですが、休んでいても友だちのセリフを覚えている子や劇を繋げていこうという想いがとても詰まっていて、本番でもその姿を見ることができました。『すばらしい劇』を創るのではなく、友だちと繋がる大切さをこの劇を通して感じてもらえたのではないでしょうか。仲間の素敵さ、何かを創り上げる達成感、自信、年長の子どもたちはこの活動を通して育った力です。この力をこれからの生活や遊びに活かし、残り少ない幼稚園生活も楽しんで欲しいと願っております。


保護者の皆様のあたたかい拍手が子どもたちの力となったと思います。たくさんのご協力をいただきありがとうございました。



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